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2009.10.23 Friday  | - | - | - | 

恩田陸『チョコレートコスモス』→サキ「開いた窓」

いや〜、久々に寝食を忘れて読みふけりましたよ、わたしゃ!

チョコレートコスモス
チョコレートコスモス
恩田 陸

私、実は、最近ではよほどのことがない限り、小説って買わないのですよ。
書店で見て、「おっ、読みたいな」と思っても、必ずしもすぐには買わない。
全体をパラパラッと見る。
書き出しを読む。
いったん置く。
やっぱり再び手に取る。
帯裏を読む。
などなど、ためつすがめつ、どうしてもどうしてもどうしても買わずにいられないかどうか、よくよく吟味する。
でないと、積ん読の(えへっ♪)になりかねないので。
っていうか、既にかなりの積ん読の山の中で日々を過ごしているので。
(正直、机の上にも本の山が三つほどできていて、キーボードを打つのに支障が出つつあったりもして。)

だけど、この本に限っては、割とすぐに購入を決めてしまった。
そういう出会いって、あるものですよね。
これは、絶対に面白い!という確信があった。
だから、土曜の夜に書店で購入したあと、ものすごいテンション上がりまくりで♪
で、今日(日曜)になって、朝起きるや否や読み始め、そうしたらもう止まらない。
途中で洗濯と掃除はしたけど、ご飯は後回しにしてまで、ずうっとずうっと読みふけってしまった。
(ま、こういう好き勝手な時間の使い方ができるあたり、独身の強みっつうか、なんつうか。)

特に小説の場合、文体が生理的に合うかどうかは、私にとって、けっこう重要。
文体には性別があると思うんだけど(それは著者の性別と必ずしも一致しない)、私は男性の文体は苦手、女性の文体のほうがしっくりくる。
男性の文体とは、たとえば三島由紀夫。
女性の文体とは、たとえば谷崎潤一郎。
すごい短絡的な分け方ですいませんねぇ。

恩田陸という人の作品を読むのは、実はまだ二度目。
前から気にはなっていたのだが、前に読んだ『六番目の小夜子』が、期待したほどでもなかったから(と、その時は思ったんだよね)、その後、読んでいなかった。
しかし、今後、ちょっとはまりそうな予感。

『チョコレートコスモス』──まず、タイトルがいいよね。
で、内容も、舞台とか、脚本とか、役者とか、そういったものに少しでも興味のある人なら、絶対面白い!
ジャンルは、たぶんミステリーなんでしょうね。
犯罪的な事件が絡むわけではないけど、最初の一行から、何か起きそうな予感、──何か恐ろしいことが起きそうな、不穏な空気に満ち満ちていて、ホラーでもないのに、なぜだか、とても怖い。
読んでいて、ものすごく緊張を強いられる。
それで、ついつい一気に読んでしまったの。

で、幾つかの謎があるわけですが、その中で、「響子はなぜ○○を○○……のか?」という謎があり(○○の部分を明かすと、それだけでもネタバレになるおそれがあると思うので、一応伏せておきます)、その答えは最後のほうで明かされるのだが、私は割とすぐにその謎の答えが分かってしまったの♪
もしかしたら、私が分かるぐらいだから誰でも分かるのかもしれないけど、そういうのって、何かとても快感よね。

しかし、最大の謎は、「飛鳥とは何者なのか?」という謎でしょう。
そして、その答えは、ある意味では最後まで明かされてはいない。
彼女が今後どうなっていくのか、知りたい。
つまり、続編とか書いてほしいなぁ。

ちなみに、作品中に、劇中劇として出てきた「開いた窓」という作品、懐かしく思い出しました。
この作品のことも、その作者であるサキという作家のことも、まるで忘れていました。

ザ・ベスト・オブ・サキ〈1〉
ザ・ベスト・オブ・サキ〈1〉
サキ, 中西 秀男

「開いた窓」を知ったのは、中学生の時。
最初、漫画で読んだのです。
といっても、それを描いたのは、プロの漫画家ではなく、同級生の女の子。
彼女が漫画化したものを読んだのです。

彼女は、「天才」だった。
当時、私の周りには、なぜか、漫画の描ける子、絵のうまい子が、たくさんいた。
努力すればプロになれそうな子も、何人かいた。
でも、彼女は、その子たちがどんなに努力しても決して到達できないであろうところに、易々と飛んでいくことができるに違いない子だった。
──うまく説明できないけど、秀才と天才の違いって、凡才から見ても、けっこう明確に判別できたりするものじゃないですか?

そこそこうまい子たちは、その後、美大に行ってイラストレーターになったりしたけど、その天才だった子は、高校を卒業して就職して、わりとすぐに結婚して、幸せな家庭を築いた。
手書きのイラスト入りの年賀状(やっぱり並々ならぬうまさなんだ、これが!)をもらって、私は複雑な思いだった。
正直、今でも「もったいない」という気持ちがある。
彼女なら、萩尾望都レベルの漫画家にもなりえたと思うのに。

でも、人の使命とか、人生計画とかって、そう簡単には推し量れないものだから、軽々にそんなこと言うべきじゃないかな。
彼女が幸せならそれでいいのだから、「もったいない」かどうかは私が言えることじゃないよね。

さて、今日はちょっとした興奮状態で、かなり文面も乱れてますね。
この辺で切り上げて(すでに長いぞ!)、寝るとします。

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2006.05.01 Monday 01:53 | comments(2) | trackbacks(1) | 読書・文学 | 

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2009.10.23 Friday 01:53 | - | - | - | 
ショコラ (2006/05/01 9:10 PM)
>男性の文体とは、たとえば三島由紀夫。
 女性の文体とは、たとえば谷崎潤一郎。
すごく分かりやすい例えですね。
私も女性的な文体の方が受け容れやすいです。第一、谷崎好きですから( ゚∀゚)・∵ブハッ!!

私もちょいハピさん程ではないにしても、小説の山が出来ています。
恩田陸という作家を初めて知りました。山を片付けてからちょいハピさんのお薦めを読んでみようと思います。
ちょいハピ (2006/05/02 3:12 AM)
ショコラさん、コメントありがとうございます。
わはっ、ちょっと冷や汗。
というのは、その「男性の文体云々」のくだり、誰かに何か突っ込まれそうな気がして、あとで、「やっぱり削除しておこうかな?」という思いがよぎった箇所だったので……。
でも、そう言って頂けると一安心。
本の山との闘い(?)、お互いに頑張りませう♪









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