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2009.10.23 Friday  | - | - | - | 

伊藤真『夢をかなえる勉強法 (ポケットブック)』を読んで

先日も書きましたが(『超凡思考』(岩瀬大輔・伊藤真)を読んで)、『超凡思考』という本を読んで、その著者の一人である伊藤真氏のものの考え方や人間性のようなものに非常に魅力を感じ、他の著作も読んでみたいと思い、さっそく読んでみました。
(少し前にベストセラーになった本なので、「今頃?」と思われる方も多いでしょうが、私にとっては今がちょうど読み頃だったのだ!ということで♪)

夢をかなえる勉強法 (ポケットブック) (ポケットブック)
夢をかなえる勉強法 (ポケットブック) (ポケットブック)
伊藤 真

内容(「BOOK」データベースより)
勉強とは、自分が行くべき道を教えてくれる道しるべである。
いつ始めても遅すぎるということはない。
本書では、司法試験の短期合格者を多数輩出している受験指導校「伊藤塾」塾長による、人生の夢をかなえる普遍的な勉強法、幸福を招くための方法論を大公開。
やり方さえ間違えなければ、あなたもゴールにたどり着ける。

著者について
1958年、東京生まれ。伊藤塾塾長。
81年、東京大学在学中に司法試験合格。
その後、受験指導を始めたところ、たちまち人気講師となり、95年、「伊藤真の司法試験塾(現伊藤塾)」を開設する。
「伊藤メソッド」と呼ばれる革新的な勉強法を導入し、司法試験短期合格者の輩出数全国トップクラスの実績を不動のものとする。
深遠でわかりやすい講義、他の追随を許さない高い合格率、そして「合格後を考える」という独自の指導理念が評判を呼び、「カリスマ塾長」としてその名を知られている。


単行本でも出ていますが、たまたま新書サイズの「ポケットブック版」なるものが出たばかりらしく、書店に平積みされていたので、なんと素晴らしいタイミング!と思いつつ購入。
読み終えて、「う〜ん、この人、やっぱ言ってることがすっごいいいわ〜♪」(←乱れた口語をお許しください)と、しみじみ幸せな気分。

書名からも分かるとおり、もちろん勉強法の本なのだが、やはり言葉の端々に、人生論や幸福論がにじみ、そしてそれらは、いわば大きな人間愛のようなものに裏打ちされている、気がする。
そうした、端々ににじむ著者の人柄、人間としての器、深み、みたいなものが非常に心地よい。

5章構成で、「いちばん大切なこと」「勉強のコツをマスターする」「挫折しそうになったときの対処法」「勉強すればするほど人は磨かれる」「夢をかなえる思考術」という章立てだが、最後の章などは特に、自分の半生におけるターニングポイントとなった出来事なども引きつつ、ストレートに人生論・幸福論が語られている。
単に勉強法の本としてのみ読むのはもったいない。
人生に迷った時にひもといても、きっとヒントが見つかる。

この一冊を読みながら、改めて自分の人生についてあれこれと思いを致し、「やっぱり私はこの方向で、こういうふうに進んでいきたいな。そのために、こういうことも、ああいうことも、もっともっとやっていきたいな」と、方向性を再確認すると共に、勇気や希望が湧いてきて、とても夢が広がる感覚があった。
私は43歳なので、当然ながら20代や30代の人ほど無限の可能性に満ちているわけではありませんが、肉体年齢にかかわらず、たとえば私が43歳ではなく60代や70代、あるいはそれ以上であったとしても、そこから新たに広げていけるものは幾らでもあるので、その意味では、前言と矛盾するようですが、実は可能性は無限だと言えます。
(なんていうことも思いつつ読んだわけよ。)

この本の中には、人生において大切な考え方がたくさん詰まっています。
心に響いた箇所は数々ありますが、引用しているとキリがないので、一カ所だけ。

勉強を通して、自分の幸せを追求していくと、人も幸せにしたくなるはずだ。自分だけでなく、もう一人幸せになったほうが、幸せの総量が増え、もっと幸せになれるからだ。勉強すればするほど、人を助けたくなる。
こんなふうに、人類が勉強を通して幸せの総量を追求してきた過程が進化なのだと私は思う。
(213ページ)


この人の「勉強」の定義を、こうした表現から推し量ることができます。
つまり、幸福になるための方法論、みたいな捉え方なのですね。
そして、利自即利他という考え方。

もちろん、単に勉強法の本としても、非常に参考になります。
帯から引用すると、たとえばこんな感じ。

◎「全体像」を把握する
◎ゴールからさかのぼって今を考える
◎勉強する前に「合格体験記」を書く
◎「元気ノート」と「夢ノート」をつける
◎本質を「一言」で説明する


まだ読んでいない方は、ぜひ。
きっと充実した幸福な読後感を味わえます。

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2009.03.16 Monday 20:53 | comments(0) | trackbacks(7) | 読書・文学 | 

ラルフ・ウォルドー・エマソン『自己信頼』を読んで

すごく心にしみてくる、かつ、力強さにあふれ、勇気を与えてくれる一冊。

自己信頼[新訳]
自己信頼[新訳]
ラルフ・ウォルドー・エマソン

読む前、パラパラッと見た感じでは、文章が難しそうで、一瞬、二の足を踏んだのだが、しかし、ページ数が100ページちょっと(!)というところに、「この分量なら読めそう♪」と希望が湧き(笑)、読んでみました。

確かに、ところどころ、哲学的だったり詩的だったりして、読みづらさを感じる箇所がありましたが、一読してスッと意味の入ってこなかったところは、必ずしも完璧に理解しようとせず、どんどん読み進む、という方針で読みました。
そうした、やや読みづらい箇所は、はたして翻訳者の咎(とが)なのか、あるいは原著の格調の高さを反映したものなのか、判然としないまま読んだが、「訳者あとがき」を読むと、非常に平易で読みやすい文章で書かれていたので、やはり、原著の文体の持つ味わいを生かした訳文だったようです。
特に最初のほうが読みづらい感じが強かったですが、じきに、そんなに読みづらさを感じなくなったので、私のように、「あんまり難しい文章は読みたくないな……」と恐れを抱くタイプの読者の方も、安心して、ぜひ思い切って読んでみてください♪

途中から、かなり夢中になって読みました。
詩的な文章の美しさも、心地よさを与えてくれました。
──なんというか、う〜ん……なんと表現したらよいのだろう。
理性的に書かれている内容だと思うのだが、感性的な面も強く感じられる。
そして、それら以上に、最も根本において作用しているものは、悟性だと言えそう。
魂の深いところから湧き上がるものを、知的に、それでいて感性に訴えかける形で、綴っている(たぶん)。

それで、内容について。
これは、空気に流されやすく、周りと迎合することによって身を護ろうとしがちな私たちにとって、非常に読む価値の高い内容だと思います。
一言で言うと、独立不羈の精神、ということであり、自らの内なる神を信じる、ということ(たぶん)。
エマソンは、言うまでもなく19世紀の人ではありますが、やはり普遍的な思想って、現代においても全然通用しちゃうんですよね。

特に心に響いたくだりを、幾つか引用してみます。

後天的に授けられるものを教育というのに対し、この根源的な知恵は「直観」と呼ばれる。この奥深い力、どんなに分析しても明らかにしえない究極の事実の中に、万物の起源がある。
穏やかな気持ちでいるとき、なぜからわからないが魂の中に実在の感覚──自分はあらゆるものや空間、光、時間、人間と異なるものではなく、一体であり、それらの命や存在と同じ源から生じているという感覚が湧きあがってくる。
(47ページ)

神は常にひとつではなく、あらゆることを語る。そして世界を神の声で満たし、その思考の中心から光、自然、時間、魂を放ち、新しい起源を起こし、万物を新たに創造する。
精神が無垢で、天から神聖な知恵を受けとっているときは、古いものは消え去っていく──手段、教師、教科書、神殿は滅び、精神はいまを生き、過去と未来を現在に吸収する。
(50−51ページ)

価値があるのはいま生きていることであって、過去に生きたことではない。
力は活動を止めた瞬間に消える。そして過去から新しい状態に移る瞬間、深い淵を飛び越えるとき、目標に向かって突き進むときに現れる。
(58ページ)

自己信頼を実践すると、新しい力が姿を現す。
神の言葉が肉体をまとったのが人間だ。人間は、世界中の人をいやすために生まれた。
(74ページ)

ひとりの人間は、ひとつの町より優れた存在であるはずだ。他人には何も求めるな。そうすれば万物流転の世にあっても、あなたは唯一不動の柱として、周囲のものすべてを支えるようになるだろう。
(99ページ)


いや〜、読んでよかった〜(笑)。
みなさま、ぜひ読んでみてください。
とてもオススメです。

あと、「訳者あとがき」にも、とても大事なことが書いてあります。
つまり、「彼のいう自己は狭い意味での自己(エゴ)ではなく、真の自己、すなわち自分の中に住む普遍的な存在を指しています」という点。
真の自己は、しかし、この世的なさまざまな夾雑物によって心が曇っていたら、その曇りの奥に潜んでしまうので、厄介ではあります。
心は常に透明に。天上界と通じるような、美しい心で。曇ったら、そのつど、修正をかけていく。その努力を怠らない中に、本当の自分が立ち現れ、自らの進むべき方向を指し示してくれる。

「訳者あとがき」には、エマソンの略歴も書かれていますが、それによると、代々牧師をつとめる家系に生まれ、自らも牧師になるのが夢だったものの、家庭の事情でその夢はすんなりとは実現せず、紆余曲折を経て、ようやく牧師の職を得たところが、「形骸化した教会制度に疑問を持つようになり、わずか三年半後、二十九歳のときに教会を去」ったのだそうです。
その挫折感というか、無念さは、いかばかりであったことでしょうか。
その体験が、彼のこの「自己信頼」という思想にも如実に表れているわけですね。
こんなくだりもあります。

ストア派の哲学者はたしかにストイック(禁欲主義者)だったが、キリスト教世界のどこに真のキリスト教徒がいるのだろうか。
(93ページ)


一度は牧師にまでなった彼が、こんなふうに語らなくてはならなかったのって、つらいことですよね。
その経緯、すごく感じるものがあります。

さらに、「訳者あとがき」には、「雄弁で知られたエマソンの、聞く者の心を熱くするような力強い言葉」という表現も。
確かに、すごく心に響いてくる一冊でした。
しみじみと、読んでよかったと思えます。
やはりエマソンは偉大だ!という、ごく当たり前の結論に達したところで、長くなりすぎた記事を終えます。

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2009.03.15 Sunday 21:59 | comments(1) | trackbacks(56) | 読書・文学 | 

『超凡思考』(岩瀬大輔・伊藤真)を読んで

書店で見かけて、「面白そうだな。読みたいな」と思ったものの、いったんは、「しかし、まあいいか……?」と置き、ところが、その2〜3日後、土井英司氏のメルマガ「ビジネスブックマラソン」で紹介されているのを見て、やっぱり思い直し、購入した一冊(どうでもいい前置きが長めですみません)。

超凡思考
超凡思考
岩瀬 大輔,伊藤 真

内容紹介
東京大学在学中に司法試験に合格し、その後も華々しく活躍する二人の最強頭脳の中身を、わかりやすく、おもしろく伝える本。
「当たり前」を愚直にやり抜くと、平凡は非凡に変わる!!
4章構成で、1,3章は岩瀬氏、2,4章は伊藤氏が担当。
最後に二人の対談も収載。

内容(「BOOK」データベースより)
「当たり前」を愚直にやり抜くと、平凡は非凡に変わる。
ふたつの最強の頭脳が明かす、平凡→非凡への変身思考回路。


この本を手に取って、まず思わずにいられないのが、「う〜ん、さすが幻冬舎」ということ。
装丁も、本の中身のデザインも、洗練された雰囲気。
たぶん、20代ぐらいの、自分をちょっと知的に見せたいと思っている男子などには、たまらんのではないでしょうか。
「これを通勤電車内で読み耽っていたら、かっこいいのでは?」と、読む読まないは別にして、思わず買ってしまいそう。
そして、「せっかく買っちゃったから」と読み始めてみれば、意外にもするする読めることに、彼は驚きを禁じ得ないことだろう。
この書体がいいんですよね。
細めのゴシック体で、目に迫ってくる“活字活字した感じ”がない。
この辺の計算が何ともニクい。
ページ数も224ページと手頃。
全体が、読者に向かって気さくに語りかける感じの話し言葉で綴られているのも読みやすさの一因ではありましょう。

この本は、二人の著者による共著。
どうも、一種の師弟関係にあるらしく、岩瀬氏が弟子、伊藤氏が師、という関係のようです。
内容的にも、ですね、その……やはり、二人の著者の間には相当程度の力量(というか、その、人間としての総合力というか)の差があるように感じました。
岩瀬氏の執筆されている部分は、確かにとてもよいこと、素晴らしいことが書かれていて、参考になる部分、勉強になる部分がたくさんあるのですが、しかし、う〜む、伊藤氏の執筆されている部分は、それとは比較にならないほど含蓄があり、奥行きがあって、私はどうやらこの伊藤氏に、今、かなり尊敬の念を抱いています。
この人の著書、ほかにも読んでみたい。
すごく、人間としての器の大きな人だなあ、ということが、言葉の端々に感じられます。
一方、岩瀬氏のほうは、やはり若手の優秀な人、という感じ。
実際、岩瀬氏は1976年生まれ、伊藤氏は1958年生まれだそうです。
不思議なことに、その辺は、プロフィールを確認しなくても、文章を読めば、何となく感じ取ることができた気がする。
岩瀬氏のような優秀な人は、また40代、50代になってくると、ぐっと深みのある思想を練り上げていくことができるに違いない、なんて言うと上から目線っぽいが、そういうつもりではないので悪しからずご了承ください(と、変な言い訳をしてみたり)。

書名もうまいですね。
そこも「さすが」と思った点の一つ。

全体で、特に心に残ったのは、第ぞ蓮岼貌式・伝える力」でしょうか。
結局、聴き手というのは自分の聴きたいことしか受け取らないので、では、どうすれば相手に「あっ、これは自分の聴きたい話だ」と思ってもらうかが大事、という話や、聴き手に「理解」「納得」「満足・共感」「感動」してもらうにはどうすればよいか、という、ごくごく具体的な方法など、コミュニケーション能力アップに役立ちそう。

あとは、第⊂蓮岼貌式・時間術」にも、「利他に生きることが、幸せにつながる」なんていうことも書かれていたりして、非常に賛同できます。

……あんまり宣伝しても何だかなあ、という気もしつつ、「“若い鋭さ”と“練れた深み”のコラボ」(←微妙?)ということで、書籍としていちおう成功しているかもしれないですね。
本当のところ、少し岩瀬氏にとっては不利(若さ、青さが際立ってしまうという意味で)だったようにも思うのですが、それはおそらく織り込み済みなのでしょう。
特に伊藤氏の執筆箇所、一読の価値あり。
オススメです。

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2009.03.11 Wednesday 01:25 | comments(0) | trackbacks(12) | 読書・文学 | 

鈴木絹英『1日5分 成功する話の聴き方』を読んで

書店で、「1分間勉強法!」的な本たちと並んで置かれていた一冊。

1日5分 成功する話の聴き方
1日5分 成功する話の聴き方
鈴木 絹英

内容(「BOOK」データベースより)
職場や家庭での人間関係を改善するための「話の聴き方」を紹介。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鈴木 絹英
NPO法人ホールファミリーケア協会・理事長。
米国で「シニア・ピア・カウンセリング」を学び、その理念に基づき1997年に「傾聴ボランティア活動」を立ち上げ、全国的な普及に取り組んでいる。
各地の社会福祉協議会や福祉団体をはじめ、官公庁や一般企業、医療関係者向けに年間300回以上に及ぶ講演や育成活動を行う。
現在、傾聴ボランティアへの従事者は全国で数千名に達している。
これらの活動は「相手の存在を認め生き方支援となる」ことの他に「能力開発・育成」の観点から企業にも注目され、新聞、雑誌、テレビなどにも取り上げられ、名実ともに傾聴ボランティア育成の第一人者として知られる。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


……う〜ん、アマゾンの内容紹介があまりにもアッサリしていて、これでは、自分で独自に一生懸命に内容を説明しなくてはならないではないか!(笑)

要するに、「聴く」ということ(それも、1日にたった5分でいいから、相手の話に耳を傾ける、ということ)によって、人間関係が改善され、その結果として熟年離婚や家庭崩壊などを防ぐことができたり、人を育てて能力を引き出し、成果につなげていくことができたりする、といった内容です。

「聴く」といっても、それなりにちゃんと技術があって、ここでは、「相づち」「繰り返し」「言い換え・要約」「質問」「共感的励まし」「支持」「問題解決」の7つが挙げられています。
いろいろなところで何となく聞きかじっていた内容もありますが、「聴く」というテーマでこれだけまとまった形で読んだことはなかったので、何というか、頭の中の引き出しにスッときれいに納まった気分。

面白いなと思ったのは、「“攻め”の傾聴」という話。
すなわち、適切な質問を投げかけたりすることにより、相手から積極的に話を引き出す、という手法で、つまり、「聴く」というと普通は受動的な行為かなというイメージがありますが、そこまで行くとけっこう能動的な面も出てくるわけですな。

そして、この一冊全体を貫いている考え方として、「相手の話を聴くことにより、相手から生命力、生きるパワーを引き出すことができる。だからこそ聴くことは大事なのだ」みたいなことが書かれていて、そこが興味深く印象に残りました。

1日5分、相手の話を聴くことが、相手にとって(かつ相手とかかわっているところの自分にとっても)そんなに大きな意味を持つんだなあ。
人間はどうしても自己中心的になりがちだし、自己正当化したいものだし、「これは相手のためにいいことだから」と、相手の話をろくに聴こうともせずに押しつけようとしたりしがちですが、やっぱ聴くところから始めんといかんですな。
それこそが愛の姿なんだよな。
うんうん。

仕事にも、家庭にも、そのほかさまざまな局面においても応用可能な(というか、むしろ必須な)内容。
非常によい本です。
オススメ。

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2009.03.06 Friday 02:00 | comments(4) | trackbacks(9) | 読書・文学 | 

勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術』を読んで

風邪気味だったこともあって、仕事を一日お休みし、ときどきうつらうつらしつつ、寝床で読んだ一冊。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
勝間 和代

内容紹介
マッキンゼー、JPモルガンで培った知の技術を初公開!
▼効率10倍のインプット術―情報洪水から1%の本質を見抜く技術
▼成果10倍のアウトプット術―ストレス半減!生産性倍増のフレームワークの作り方
付録に、愛用IT機器・ソフト16、お薦め書籍116、厳選Audio Book33リスト付き

◎海外からも認められた実績の数々
■2005年「ウォール・ストリート・ジャーナル」から「世界の最も注目すべき女性50人」に選出
■2006年「エイボン女性大賞」受賞
■19歳で公認会計士2次試験を当時史上最年少で突破!

◎情報を通貨にして知的エリートに!
■1か月に100冊読む、読書投資法7か条
■アウトプット力を高めるピラミッド・ストラクチャー&MECE
■人脈が次々できる「情報のGive5乗の法則」
■睡眠は投資! 熟睡と運動こそが、知的生産の原点!

著者からのコメント
この本は、私の元々趣味からできた本です。何か書いて欲しいと言われたときに、「情報は通貨である」「自分をグーグル化する」という二つのコンセプトの本でないと書きません、とわがままを言って作りました。
お陰様で、多くの方にご評価いただき、特に口絵の自転車姿のインパクトについては、いまでもずいぶん後々まで、言われています。
効率化はギスギスするためではなく、ワークライフバランスを整えるため、そう考えてこの本を読んでいただければと思います。
またこの本は、「本で、もっと、世界にいいこと」Chabo!(チャボ)への参加書籍です。印税の20%が世界中の被災民・難民への教育・自立支援にあてられます。
本でみなさんと対話ができる時を楽しみにしています。



ん〜、なんか、「えっ、今ごろ読んだの?」って言われそうな気もしますが、はい、先日読んだ『起きていることはすべて正しい』が、私の勝間本初体験であり、この本は、勝間本体験の2冊目に当たります。
この本が出たころ(2007年12月)、この副題が嫌だったんですよね。
「自分をグーグル化なんてしたくない!」と思って(笑)。
しかし、1冊目を読んで分かったとおり、この著者の本(特に、たぶんベストセラー用に書かれたもの)って、すごく読みやすくて面白いんですよね。
文字は大きめだし、平仮名が多めだし、本当に、話し言葉そのままに語りかけてくれている感じ。
私のような、ビジネス書に苦手意識を持っている人間にとっては、この読みやすさは非常にありがたい。
ページ数はそれなりにあるので(アマゾンでは308ページと載っていますが、巻末のお勧めビジネス書などのページを除いた本文は290ページ弱ですね)、「一冊読み切った!」という達成感も味わえるし。

……で、肝心の内容ですよね。
これはですね、正直、なぜ今まで読まなかったかと激しく後悔しました。
これは、読んでおかないと損をする類の本ですね。
非常に参考になるし役立つ点が多々あり。
この前紹介した『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』(本田直之・著)と同様、より楽に、よりスムーズに物事を進めていくためのヒントが満載、というわけで。

『起きていることはすべて正しい』の中で、著者は、ときどき「そんなに効率重視で生きて、息が詰まりませんか?」とか訊かれることがあるけれども、むしろ逆で、効率よく生きることよって、家族と過ごしたり趣味や楽しみに時間を使ったり、より豊かに生きられるのだ、みたいなことを述べていたと思います。
私も、「自分をグーグル化なんて!」と思ったのは、やっぱり、「そんなにギスギス生きたくない」と感じたからなんだけど、ん〜、認識を改めざるを得んですな。
やはり、私が願うように、よりのんびりと(笑?)、より心豊かに生きるためにこそ、こうした効率UPの智慧って、現代においては不可欠なのよね。
(気づくの遅っ!て四方八方から突っ込まれまくりそうだが……汗)。

しかし、まあ、そんなふうに、この本の副題に拒否感を抱いて手に取らなかった自分も自分らしいし、「やっぱり読んでみよう」と遅ればせながら思って読んでみて、素朴に感心して称賛するのもまた自分らしい。
やっぱり、本は、読みたいと思った時に読むのがいちばんいいしね。

ちらっと言及したとおり、巻末にはお勧め本リストも載っているし、著者の使用している効率アップ用ツールなども紹介されているので、部分的に、自分にも合いそうなものは取り入れてみようかなと思うし、著者の他の著作も読んでみたい。
とにかく言えることは、この本は私がかつてイメージしたようなギスギスした本ではなくて、むしろ楽しく読める一冊だということ。
やはりここでも「文は人なり」で、おそらく著者の人柄が魅力的だから、こういう一冊になったのではないでしょうか。
オススメ。

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2009.03.05 Thursday 02:48 | comments(0) | trackbacks(79) | 読書・文学 | 

本田直之『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』を読んで

あまりにも自分にぴったりで、レジに持っていくのがためらわれるタイトルではあったが、店頭でパラパラッと見てみた感じでは、それなりに参考になりそうな気がしたので、読んでみた。

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
本田 直之

出版社/著者からの内容紹介
レバレッジシリーズ著者の最新刊!
面倒くさいことは、ほうっておくと雪だるま式に増えていく。
そうならないために----逆転の発想術!

【本書の内容】
世の中の人、90%以上が面倒くさがりやです。
でもうまくいっている人とそうでない人がいるのはなぜか?
本書を読んで、面倒くさがりやを逆手にとった新しい行動法則を実践しましょう。
あなたの人生は確実に変わっていきます。
□面倒くさいから→相手を変えようとしない
□面倒くさいから→運を上げない
□面倒くさいから→「朝5分」に一番力をそそぐ
□面倒くさいから→やらないことを決める
□面倒くさいから→いい人ぶらない
などなど、全55法則一挙公開!

著者について
本田直之(ほんだ・なおゆき)
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO。
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。
現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。
日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ・アカウン
ティング取締役、米国Global Vision Technology社取締役を兼務。
東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで生活するデュアルライフをおくっている。
著書に、73万部を超えるベストセラーシリーズとなった『レバレッジ・リーディング』『レバレッジ・シンキング』『レバレッジ・マネジメント』(以上東洋経済新報社)、『レバレッジ時間術』(幻冬舎新書)、『レバレッジ勉強法』『図解レバレッジ勉強法』(以上大和書房)、『レバレッジ人脈術』(ダイヤモンド社)、『レバレッジ英語勉強法』(朝日新聞社)、監訳書に『脳が教える!1つの習慣』(講談社)などがある。



最近、この手の、アースカラーで、かつカバーの紙質もちょっとガサついた感じの、懐かしいような肌合いの装丁をよく見かける気がするが、確かに、派手派手しい装丁を見慣れた目には心地よく、逆に手に取りたくなる。

あと、忘れそうなので先に書いておくと、奥付(巻末の、書名・著者名・発行日・出版社名などが載っているページ)を見て、「おお、そうだったのか!」と驚いた点が。
それは、出版社名なのだが、「大和書房」の「大和」の部分に「だいわ」って、ルビが振ってあって。
おおっ……。
ず〜っと、ずっと、「やまと書房」だと思ってた〜!!
……たぶん、間違える読者が多いから、わざわざこうしたルビを振ったんだろうね。
書名と著者名にはルビを振っているものも多く見かけるが、出版社名にルビが振ってあるのって、あんまり見ないもんね〜。
いやいや、失礼しました、「だいわ書房」様。

──さて、それはともかく、本の内容について。
一つ一つの法則が、「面倒くさいから○○する」という形で並んでいき、それぞれ、2〜4ページずつで、サクサクッと読めて、全体も160ページしかないので、これまた、通勤時間などに最適かも。
「考え方編」「日常生活編」「仕事編」の三部構成で、それぞれ、けっこう参考になります。
もちろん、全部が全部、ハッとする驚きに満ちているというわけにはいきませんが、ところどころ、「う〜む、なるほど、そういう考え方、やり方があったか……」と思わせられる。

たとえば、「面倒くさいからマニュアルを熟読する」なんていうのは、確かにそう。
私自身、携帯の機能などは使いこなせていない部分のほうが多くて、でも、それをあらかじめ知っておけば、もっといろんなことが効率的にできるわけです。
最初にマニュアルを読むのは面倒くさいけど、でも、それをやらないと、結局はあとでもっと面倒なことになってしまう。

全体として、その論調で、つまり、「あとでものすごく面倒くさいことにならないために、あらかじめ、手を打っておく」というわけ。
その「あらかじめ手を打つ」部分は、少し面倒くさくはあるのだが、それをしないと、あとで取り返しがつかないほど面倒くさいことになる、ということで。

面倒くさがりにも二種類あって、一つは堕落型、もう一つは先行型・変革型。
著者が推奨するのは、もちろんその後者のほう。
「面倒くさいから、面倒くさくなくなるために、どうしたらいいかを考えて、面倒くさくない方法を編み出す」という考え方に基づき、その実践的な方法が一冊にまとめられているわけです。

「考え方編」でうなずけるな〜と思ったものの一つは、「型にはまる」というもの。
自分で型(たとえば一日の時間割)を決め、それをこなしていく、という形をとらないと、結局は他人のつくった型にはめられてしまうことになる、という。
ここは大事ですよね。
「やらされてる感」でつまらなく生きるか、主体的に楽しく生きるかってことですな〜。
うむうむ。

悪くない一冊でした。
興味のある方はぜひ。
読んで損はないと思います。

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2009.03.03 Tuesday 02:04 | comments(6) | trackbacks(13) | 読書・文学 | 

藤井大輔『「R25」のつくりかた』を読んで

書店で見かけて、「なんか、若い人のニーズをつかんだりするヒントになるかしら?」なんて思って読んでみました。

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
藤井 大輔

内容(「BOOK」データベースより)
情報感度がとても高くて、一見クール。でも、一皮むけば結構熱い―こんないまどき男子の心を読み解き、首都圏で大好評のフリーマガジン「R25」。
プロジェクト立ち上げから、読者の本音に迫るリサーチ、編集方法やクロスメディア展開に至るまで、前編集長がその秘密を語ります。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤井 大輔
1973年生まれ。
95年大阪大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。
「ゼクシィ」「AB‐ROAD」「ダ・ヴィンチ」「都心に住む」などの媒体に携わる。
2004年「R25」創刊に関わり、2005年より編集長。
ウェブ、R25式モバイルなどのクロスメディア展開に携わり、2006年「L25」創刊。
現在、リクルートR25事業ゼネラルマネージャー。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


新書って、普段、あまり読まないのですが(何となく読みづらくて)、この本は、わりに読みやすかったです。
書体がいい。
文字はそんなに大きくないのに、不思議に見やすい。
文字がギッチリ詰まってる感がなくて、ページを開いた時の見た目が美しい。
そういうのって、大事ですよね、本にとって。

さて、肝心の中身ですが、文字どおり、書名のとおりの内容でした。
まったくゼロから、当初は無謀な試みとしか思えなかった「R25」を、いかにして立ち上げ、成功へと導いていったか?という過程は、とても示唆的で刺激に満ちたものでした。
(余談ですが、今、一瞬、「とてもスリリングでエキサイティングなものでした」って書こうとして、「嫌だな〜、このカタカナの連発」と思って、頑張って別案を考えました……笑)

特に印象的だったのが、「定量調査だけでは見えてこない本音」という話。
事前に、ターゲットであるM1層の生活や趣味・嗜好などを詳しく調査した上で企画を練り込んでいったわけですが、その際に、ネット上での無記名のアンケートなどでは、「M1層の大多数は新聞を読まない。本も読まない」という結果が出ていたにもかかわらず、実際に彼らに会ってインタビュー形式でヒアリングを行うと、「新聞は、日経新聞を読んでいる」「テレビはあまり観ないが、観るとしたら『カンブリア宮殿』や『ワールドビジネスサテライト』」といった答えが返ってきて、定量調査の結果と著しく異なっている。
結局のところ、実際は新聞も読まない(読むのに必要な基礎知識がなくて読めない)し、本も読まないし、テレビはバラエティー中心、みたいなのが実状だったりするわけですが、最初は、彼らはなかなかそうした本音の部分を明かしてくれない、というわけ。
それを、時間をかけて根気よく本音を引き出して、彼らが本当のところどういう毎日を送っていて何を求めているのか、というのを少しずつ探り出していく。
その上で、“M1層の「イタコ」化”(M1層の魂が乗り移ったかのような状態)によって、企画に反映していく。
ふむふむ、なるほどなあ、と面白く読みました。

サラッと読めてしまいますが、意外とそれなりに読み応えがありました。
読んで損はなかったです。
興味のある方はぜひ。

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2009.03.01 Sunday 02:32 | comments(0) | trackbacks(9) | 読書・文学 | 

瀬尾まいこ『幸福な食卓』を読んで

すみません、たまには別な種類の話題を提供したいと思いつつ、いちおう記録としての意味も込めて、感想を──またまた瀬尾まいこ作品で恐縮なのですが(汗)。

幸福な食卓 (講談社文庫)
幸福な食卓 (講談社文庫)
瀬尾 まいこ

内容(「BOOK」データベースより)
佐和子の家族はちょっとヘン。
父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。
そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて…。
それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。
吉川英治文学新人賞受賞作。


映画化もされていますよね。
そう、確かに映画化したくなるような作品です。
──でも、逆にこの作品の映画化はかなり至難だとも思う。
だって、たぶん、普通に撮れば、普通の作品にしかならないはずだから(変な言い方ですみませんが)。

上記のあらすじだけを読むと伝わりにくいのですが、この小説に描かれているものは、とても大切で、とてもしっかりとした、とても本質的なもの。
同じ設定で、同じストーリーを書くことは、ある意味、誰にでも可能かもしれない。
でも、こんなふうに人の心をつかんで、人の心に何かを残せるのは、この作家ならではのような気がします。

印象的だったのは、物議を釀しながらも、いろいろな人にとっての救いとなる「小林ヨシコ」の存在。
こういう、一見すごく愚かしく、軽々しく見えて、実は人間として大事なものを誰よりちゃんと持っている人って、いるよなあ、と思わせられる。

また、合唱曲の練習が全然うまくいかなくて、それを仕切らなくてはならなくなって苦しむエピソードも、「そうそう、人生ってこんな感じのこと、あるよね」と思える(ちょっとしたボタンのかけ違えから不協和音が広がっていき、頑張れば頑張るほど空回りしてますます修復不可能になっていく、的な)──その解決の顛末(まるで魔法のように)も含めて。

そして、大浦君。
この作家をすごいと思うのは、こういうところ。
この大浦君を、この主人公の女の子が、どんなふうに、どれほど好きかっていうことが、ほとんど自分自身の感情として、感じ取ることができてしまう。
読みながら、こっちまで大浦君に惚れそうに(笑)。

悲しい出来事も起こりつつ、温かい気持ちで読み終えることができます。
心に残る作品でした。
オススメ。

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2009.02.28 Saturday 03:12 | comments(0) | trackbacks(53) | 読書・文学 | 

瀬尾まいこ『図書館の神様』を読んで

『天国はまだ遠く』『ありがとう、さようなら』に引き続き、瀬尾まいこ(敬称略)の作品を読んでみました。

図書館の神様
図書館の神様
瀬尾 まいこ

内容(「BOOK」データベースより)
思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。
…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!
…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。
不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。
内容(「MARC」データベースより)
アクシデントで夢をあきらめ、傷ついた心を抱え、国語教師としてある高校に赴任したヒロイン清(きよ)。
彼女が学校の図書館で出会ったひとりの男の子、垣内君。
どこからでも海の見える明るい高校で、瑞々しい物語が始まる…。


次はどれを読もうかな、と思ったのだが、やはり、「図書館」「文芸部」などのキーワードに惹かれてか、まずは、これを読むこととなりました。

読み終えての感想。
結論から言うと、私はこの作家をかなり好きです。
出会えてよかったと思う。
こういう作品を読みたかったのだ、と思う。
こういうものを書く作家と出会いたかったのだ、と。
だから、今、とても嬉しい。

読み始めてすぐに、ぐうっと引き込まれてしまい、最後まで(まあ短い作品ではあるのだが)、その感覚はずっと持続した。

途中で、しかし、主人公が奥さんのいる人と付き合っていることを知って、ちょっと驚いた。
何となく、この著者の書くものに「不倫」なんていう素材が登場するなんて、予想していなかったから。
でも、それは、なんというか、描かれるべき形で描かれていたと思う。
この主人公にとって、この小説にとって、それはきっと必要な素材だったのだろう。

全体に、静かで、淋しくて、でも温かくて、そして、やっぱり温かい、作品でした。
人はたぶん、こんなふうに再生していくんだろう、と思わせてくれる、作品でした。
最後のほうで、少し泣きました。
オススメ。

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2009.02.25 Wednesday 02:16 | comments(0) | trackbacks(36) | 読書・文学 | 

和田裕美『人づきあいのレッスン』を読んで

これも、勝間和代さんが『起きていることはすべて正しい』で紹介していたので、読んでみた一冊です。

人づきあいのレッスン―自分と相手を受け入れる方法
人づきあいのレッスン―自分と相手を受け入れる方法
和田 裕美

内容紹介
「人に好かれる話し方」や「売れる営業になる方法」を教えるセミナー・講演で大人気の和田裕美さんが、職場や家庭での人間関係に悩む人に、相手も自分も心地よくなれるつきあい方をアドバイスする本です。
人見知りで、コミュニケーションに悩んでいたという和田さん自身が、様々な経験と実感を驚くほどオープンにさらしているので、読者はどのようにして克服したかというプロセスを追体験でき、「自分にもできそう」と力づけられます。
自分を好きになることで、人を好きになることができ、無理をしなくても人に好かれるようになります。あなたのファンが増え、自然に人脈が広がります。
人間関係で傷ついた経験や、不快な思いをしたことも、大きな器で受け入れ、人を許せる気持ちに変わります。
上司にムカついたときの気持ちの切換えに、苦手な人に会う前の「予防薬」として、どんよりした気分にカツを入れる「栄養ドリンク」として、……いろんなシーンに合わせて読むことができます。
人との関係にふと疲れたとき読むと、ちょっと視点を変えるだけで悩みがなくなる、と感じられます。どのページを開いても解決のヒントがあり、一生持っていたい本です。


これまた、200ページに満たない分量で、一つ一つの節も短く、電車の中などでサラッと読むのにちょうどいいです。
この本の魅力は、著者が偉ぶらず、適度に自分を下げながら、優しく読者に語りかけている、そのほんわかした雰囲気、でしょうか。
内容的にはとても素晴らしく、参考になる点が多々あります。
たとえば──

あなたと一緒にいることが楽しいと思う人をたくさんつくることが、本当の「人生の勝者」ということ。

──というくだりなどは、基本的な人生観として非常に正しい!!と、深くうなずけるものがあります。
また、「オッ、これは使えるな」と思ったのは、“「鈍感スイッチ」を入れる”というやり方。
なんかこの人苦手だなあ、という時に、相手の言動にいちいち傷つかず、あえて鈍感になってしまう。
嫌われているかも……と避けるのでなく、むしろKYを装ってニコニコと接近してしまう。
ほかにも、「うんうん、それはいい手だ!」と思えるものがたくさんあります。
一読の価値ありです。

よく、この手の本で、読んでいて、「ああ、こうしなきゃいけないんだな……」と、だんだん気重になってくる本もあったりしますが、この本は逆で、どんどん楽しい気持ちになり、心が軽くなってきます。
勝間さんと共にChabo!という活動に参加されている著者なので、印税の20%は世界中の難民・被災民の自立支援に使われるというところも、ちょっといいですね。
オススメ。

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2009.02.24 Tuesday 08:06 | comments(2) | trackbacks(4) | 読書・文学 | 
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